臭い?のお話。
2006年9月15日
獣医という仕事は、意外と臭い仕事の多い職業です。
「ワンちゃん・ニャンちゃん達のニオイ」ということではなく、
オシリを絞ったり、ケガの処置、などなど…仕事内容のことです。
とくに僕らを悩ませるのが、耳の処置です。
あるタイプの耳垢をそうじ・処置すると手や指先にそのニオイが付いてしまい
ゴシゴシ石鹸で洗ってもなかなか落ちません。(お風呂に入ると落ちますけど。)
手袋をすればいいのでしょうけど、僕はお耳の処置では使用しません。
ご飯を食べる時・お箸を持つ時など「ぷふっふ~んっ」って感じで
香ってきます…ブルーになります…食欲↓。
昔、一人暮らしをしていた時、
「今日の夜は自炊だ!」「お米を炊いてご飯を食べよう!」なんて思っていても
その手や指のニオイを嗅ぐと、自然とコンビニに足が向いていましたね。
しかし!最近のお気に入りは「ステンレス製の石鹸」(!?)です。
なんて言っていいんだろう、表現が難しいですが、
石鹸で汚れを落とした後、こいつで手をこすり水で洗い流すと…。
これがイイ!次の診察に持ち越しません!
ちょっと前からあったようですから、皆さん使用しているのかな?
待合室の絵のお話。
2006年9月10日
絵のローテーションについて。
時々、気が向いた時に、待合室の飾ってある絵をチェンジしています。
(季節ごとなどにやれるといいのですが、まめぢゃァないんですよね・・・。)
先日から、「葉祥明」さんの絵を待合室に飾ってあります。
「東京タワー」のリリーフランキーさん関係で話題にもなった「葉祥明」さんです。
北鎌倉に美術館がありますね。その絵にもイヌが描いてあります。
(たぶんジェイクって名前かな?)
病院にいらしたときにご覧ください。
葉祥明さんの「母親というものは」という詩は、素直に心に響きます。
(葉祥明さんの同名の本も出ていますが、残念ながらそれは読んでませんが・・・。)
しんみりして下さい↓ http://www.yohshomei.com/shop/post_img/postsyou/p06.html
是非一度見てみてください。ちょっと染みちゃう深い内容です。
ノーマンロックウェルのポスターは、お気に入りなので待合室の定位置に
ありますが、そろそろ替えようかな?
アゲハチョウとモンキーのお話。
2006年9月8日
病院の玄関前を、優雅に飛んでいる大きな黒いアゲハチョウの仲間がいました。(正確には「いた」ようです。)
ある患者さんが
「あれっ? @;・~¥#“・・・アゲハじゃない?!」と叫んでいました。
黒いアゲハチョウで白い斑があったそうですが、診察中だった為に、見ることはできませんでしたが、想像するに「モンキアゲハ」かも・・・。
とくに「今年」は、「モンキアゲハ」を近所でよく見かけます。
去年は気が付かなかったのか、今年多いのかは不明です。
そんなことがあり、ちょっと気になっていたので、近くの公園を散歩して時、じっくりチョウを観察てみました。
「モンキアゲハ」の他に、「クロアゲハ」「カラスアゲハ」「アオスジアゲハ」「アゲハチョウ」「キアゲハ」などのアゲハチョウの仲間を見ることができました。
意外にも、よく見ればいるんですよね。
残念ながら、僕はそこまで詳しくはないので、「アゲハ以外のチョウ」や「蝶の雌雄」の判別までは出来ません。
ちなみにうちの奥さんは
「アゲハチョウなのになんでサルなの?」
「模様がサルに似てるのかな?」
と静かに首を傾げて考えていました。
・・・。
モンキーアゲハ ではありません!英語と日本語が混ざっています!
コリーのアンナと大工さんのお話。
2006年9月3日
あるところに、コリーのアンナという大きな犬がいました。
アンナは、子供が好きで、いつでも遊んでくれる優しい犬でした。
ちいさな子供にとって、コリーという犬は大きな動物なのですが、
アンナは、いつもやさしく手や顔をペロペロと舐めてくれました。
ある時、アンナはオナカが突然大きくなり、元気も食欲もなく、
具合が悪くなりました。
アンナは、フィラリアにかかっていたのです。
獣医さんが来て、バケツいっぱいの赤い水をオナカから出してくれました。
・・・アンナは亡くなりました。
ちいさな子供は、いつもいるアンナがいないことに、
とても悲しくなりました。
お母さんに「アンナはどこに行ったの?」と聞きました。
するとお母さんは「アンナはお星様になったのよ。」と言いました。
「お星様に行けば会える?」
「会えるかもしれないわね。」
「じゃあ僕は、大きなハシゴを作ってお星様に行くんだ!」
「なら将来は、大工さんになるのね。」
「ぼく、大工さんになるよ!!」
ちいさな子供は、大工さんになる夢を持ち続けました。
大工さんになる夢を持った子供は、成長し大人になりました。
めぐり巡って、いつしか獣医さんになっていました。
そんな小さかった僕も獣医になって開業し、もう5年目を迎えました。
ペットは、人を和ませるだけでなく、家族や人を成長させることもあります。
人には、それぞれ思い出深い「ペット」がいるものですね。
5周年のお話。
2006年8月30日
一年ぶりに、ヒゲを剃りました。
ネコにかまれた唇の傷も、目立たなくなり、癒えたみたいです。
心機一転です。(それはなんで・・・?)ちょっとした気の入れかたです・・・。
この8月31日で、早いもので開業し丸4年、
私たちの病院は、5年目を迎えることが出来ました。
これも患者さんをはじめとして、家族や友人、私たちに関係する
すべての人の支えがあってこそだと思っております。
開業時に植えたモミジも大きくなりました。
ちびっ子だったワンちゃん・ネコちゃん達も大きくなりました。
悲しいこともありました。
プライベートでも色々ありました。
もっといろんなことがあるんでしょう。
これからも、患者さんご家族やペット達に、もっと満足していただける
ようなどうぶつ病院にしていきたいと思います。
またこれからの一年は「5周年記念企画」を計画中です。
病院のHPや待合室の掲示板を見ていて下さい。
市原 淳さんのポスターのお話。
2006年8月28日
絵…ではなくポスターを買いました。一目惚れでした。
「市原 淳」さんのものです。僕と同い年くらいの方のようです。
ポストカードなどは見たことがあるのではないでしょうか。
Enchante!「はじめまして」という題なのですが、絵にあっていて良い感じ。
ちょっとPOPなのですが、惹かれてしまいました。
あまり芸術肌ではないので、絵などを集めることはありませんが
職業柄なのか趣味なのか、動物とくにイヌとネコが書いてあるものが気になります。
できれば、そこにヒト(子供)が一緒に書いてあるものが、なぜか好きみたいです。
いつかローテーションで待合室にも。
↓は違うポスターですが、ダックス好きの方どうですか?