行動療法外来 <問題行動・行動療法>
2023年6月3日
行動療法外来
問題行動と行動療法 注!このページの内容は更新する場合があります
<問題行動>
当院では開業以来20年以上、問題行動に対する行動療法を行っております。
その予防対策として、子犬子猫には飼育指導のほか社会化環境順応対策、
パピークラスやオヤツ外来など通院治療ストレスの軽減のため、様々な提案を行っております。
問題行動とは、家庭内で困っていること…
・噛みつく(攻撃性)
・不安、怖がり、震える
・吠える、吠えつく、突然吠える…
・変なところでトイレをする(変なところで便をしてしまう…)
・認知症で吠える・徘徊する ・・・認知症外来(近日ブログにて詳細を更新します)
・変な行動を繰り返す(何でも食べてしまう、床をなめる…)
・病院で大暴れしてしまう
・子犬子猫のしつけ?で困っている などなど、
多種多様、各家庭によって「問題」は様々で、家庭内で「問題だ…」思ったことが問題行動なのです。
<行動診療>
その問題行動を、獣医師として検証し診断し、治療プランを立てていきます。
しつけの範疇であればトレーナーさんへ橋渡しを行い、
ご家族・トレーナー・どうぶつ病院という連携のもと、獣医師として協力することもあります。
また「その行動」がある種のサインであり「疾患」であれば「その行動」の専門医と連携を取り
治療にむけていくこともあります。
またケースによっては行動診療の専門医にご紹介することもあります。
…そしてかかりつけ・町医者・動物病院として、その再発防止や予防をしていく…
動物本人とそのご家族が、幸せな時間が過ごせるよう導いていくのが行動診療です。
<行動療法・診察の流れ>
一回目(対面診察) ・・・かかりつけ医からの紹介状や検査データ、動画データなど提出
まずは一度その子を対面で視診・行動観察など診察を行います。
一回目の診察は、行動療法の意味や内容、これからについてなど、理解を深めてもらいます。
家族構成、生活、環境、行動について問診や分析(質問表に記入・提出)を行います。
仮診断を行い、初期対応を考えていきます。
二回目以降 ・・・質問表に記入・提出・仮診断と対策
二回目以降は、診断・仮診断のもと、診断に近づけ対策を改善度合いを検証し、これからについてフォローアップを行います。
<診察時間>
行動診療は、完全予約制です。
一回目初回は外来診察時間内に行うこともあります。
その特性から他の動物(ヒト、イヌ、ネコ…)が来院しない時間に行っております。
診察は一時間から二時間ほど時間をかかります。時間に余裕がある日程予定枠を取って頂き、お話をします。
(問診カウンセリング的なこと、治療コンサル的なこと、など)
その改善具合によって診療感覚を決めフォローアップしていきます。
<一度お話をお聞かせ下さい>
各家庭での悩み…ありますよね。どこに相談していいかわからない…。
問題行動は、単純なストレスや間違ったしつけで出てくるものだけではありません、
たとえきっかけがしつけや正常な行動であっても、時間とともに「異常」になっていくものもあるのです。
しかし、問題行動の治療には決まったものがありません…。
また一回で治るようなものもなかなかありません…。
その行動、その家族に合わせ、我々と一緒に考えて試していくことも少なくありませんが、
時間をかけ本人に寄り添いご家族が変わっていけば、必ず前向きになっていきます。
もしお悩みがあれば一度お話を聞かせてください。一緒に考えましょう!
(できれば対面診察が理想ですが、二回目以降はオンライン診察も行えます。)
詳細や費用などご不明点などありましたら、受付まで連絡ください。
一回目の診察でご説明いたします。