藤沢市柄沢・並木台・渡内の動物病院なら、柄沢どうぶつ病院

tel.0466-22-1106

古い時計と職人さん(終) のお話。

2007年7月13日

腕時計のOVH終わりました。見違えるようにきれいになりました!
 文字盤には年月を感じますがそれも素敵です!
大事な腕時計が一つ増えました。タカラモノが一つ増えました。
当初は、捨ててしまおうと思う位に、針が取れて動いているのかも分からない、赤茶けた汚い腕時計でしたが、見事にOVHされ、少し見ただけでは5~60年前のものとは思えません。黒いベルトが付いていたのですが、綺麗な金色に合う様に、少し暗いこげ茶色のベルトに付け替えてみました。文字盤が年月により変色していますがコレは掃除が出来ません…。古い時計の「味」として見るしかありませんが、ピカピカになりベルトも新調し新品のようです!祖父も、祖父にプレゼントした祖母も喜んでくれていると思います。
また、時計職人さんと少しの間、「時計話」をしました。そのなかで一つ胸を打たれた内容があります。その話の内容から判断すると、その年配の職人さんは、今でも「研究」と称して色々な時計、新しい時計を安く買い、分解し研究し、動かないものは治しているようなのです。今でも勉強し腕を磨いている訳です。
スゴイ!流石です!う~ん…腕の良い職人さんといえ、日々そうやっているのですね…。先日のブログで仕事の話・想像上の職人さんの話を書きましたが、いつまでも研究・勉強している本物の姿勢!自分も見習わなければいけません。やはりいつまでも高いところを目指し、勉強あるのみなんですね。
今回、祖父の腕時計を通じて、祖母・祖父・母の思い出話が聞けたり、職人さんの姿(仕事に対する姿勢)を見る事ができたり、色々な良い出会いがありました。この腕時計…大事にし、また誰かに受け継いでもらいたいですね。
最後に、お礼を言った私の顔を見た職人さんは言いました。
そうやって、喜んでいただけると修理したかいがありますねェ。嬉しいですねェ。
…と。
分かります…。嬉しそうな笑顔って、お金ではない良い仕事をした「仕事の報酬」なんですよね。

 ▲ページトップ