犬万(いぬまん)のお話。
2006年8月6日
犬の悲しい話がありましたので、話題を変えて。さあ!皆さん「犬万」を知っているでしょうか?
白土三平原作のまんが「サスケ」第6巻(?)にでてくる「忍術」といってもいいものです。「犬万」とは、猫のマタタビのように犬がたまらなく好きなもの・・・狂ってしまうくらい好きな「ニオイ」といったところでしょうか。
意外に、動物好きな人、犬好きな人、獣医でさえ「犬万」を正しく知っている人は少ないかもしれません。(白土三平好きなら別ですが・・・。)
「犬万」とは、ちょっと気持ちの悪い話ですが、ミミズを何匹も何匹も腐らせ、鍋に入れグツグツし・・・・・・、うへっ!
詳細は止めておきましょうか。そんな「犬万」はヒトにとっては悪臭になりますが、犬にとったらこれは狂うほどのニオイだとか。「犬万」とはそれを利用してイヌを操る忍術なのです。(ミミズに犬の撹乱作用があるかは不明。)
今までこの「犬万」の話をして知っていたのは、僕の獣医学の師匠だけでした。また、その「犬万」を作ろうと試みたのも師匠だけでした。なんと子供の頃作ったとのこと。(やっぱり師匠は違う!もちろん白土ファンでした!)
もし誰か実際に作った人がいたら感想を教えて頂きたいですね。コメントくださいね。待ってますよ!
犬は、ミミズが好きなのでしょうか?ミミズをよく拾い食いしたり、スリスリしちゃうワンちゃんを時々診ますが、詳細は不明です。今度学術的にどうか調べてみましょうね。そんなミミズですが、ある種のミミズには、食べることで「血栓を溶かす」などすごいパワーがあり、数年前に製品化され注目されているのです。
やっぱり「犬」と「犬万」と「ミミズ」・・・。マンガの中だけの話?何か関係がある??
もしかすると、お宅のワンちゃんも雨上がりの道路で、干からびているミミズに目がないのではないですか?