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ニホンアナグマのお話。

2007年6月3日

ニホンアナグマをみました!
…といっても、先日長野で友人と会った時のお話ですが…。
その日の朝、友人と、丹沢のシカが増えて山がひどい状態だとか、鎌倉湘南地域では、アライグマが増えタヌキが追いやられ夜の時間をとられ、昼間動くようになり頭数も少ないのでは?なんて話をしていました。これから日本の在来種はどうなんだろといった話の中で、そういえば野生のアナグマって見た事ないな~、見てみたいな~と…!偶然にも話をしていたのです!
なんてサプライズ!
彼(?)は、水芭蕉の咲くちょっとした湿地の地面を、穴を掘るように何かご馳走を探している様子でした。アライグマやハクビシンと違う、今まで見たことのない茶色がかった身体は、遠かったので一見タヌキかなと思うくらいでしたが、
いえいえ。ニホンアナグマでした。
野生の動物を野生の状態で見るとラッキーな感じですよね。(動物園でしたお目にかかったことがないので。)
アナグマといっても、イタチの仲間。アナグマはムジナとも呼ばれています。希少種になってしまうくらい生息数が少ない哺乳類。夜行性で穴を掘って巣穴にするようです。その為なのか、目はとても悪いらしく、人が近づいても気が付かない個体もいるとの事。
私達は興奮を抑えつつ数分間見ていましたが、彼(?)はプクプク太った身体を揺らし、ゆっくりと森の奥へ姿を消しました。
ニホンアナグマ…どんな動物だか気になりますでしょ?調べてみてください。そして気にしてください。彼らがしっかり日本の森で生きていることを。(こう書きながら一番私自身が改めて感じさせられた一瞬でした。)

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