藤沢市柄沢・並木台・渡内の動物病院なら、柄沢どうぶつ病院

tel.0466-22-1106

つつがなく…忍法のお話。

2006年8月18日

先日の忍者の「忍法」のお話の続きでも。
今年も被害が出ていますが、暑いこの時期、ワンちゃん猫ちゃんにノミ・ダニがたかります。
ダニの仲間のツツガムシから感染するツツガムシ病を知ってますか?
相手の安否などを確認する為の常套句として使われる「つつがなく」とは「ツツガムシ病にも罹らず元気でいるよ」という意味。
昔、忍者は鳥や猫、ねずみ、犬などを利用する術を使っていたとのことです。
白土三平の作品(マンガ)の中でネズミを巧みに使い、敵(相手)を呪い倒すという術がありました。それは、心理的に相手を弱らせつつ、ネズミに相手を襲わせて、ネズミに付いているツツガムシ・・・結果的にはツツガムシ病を相手に感染させるというものでした。
ツツガムシ病は、ネズミには感染しても無症状なのだということは獣医の学生になってから知りました。(だからネズミは元気に相手を襲うことが出来たんだ!と思いました。)
マンガの中だけの話?なのかどうかは不明ですが、改めて今「それら」を考えてみると理にかなった話なので、忍法にまでしてしまう昔の人の経験に基づく知恵にびっくりします。
ちなみにツツガムシ病は、ヒトにおいて全国で散発的に発生しているようです。発生地域の藪や林の中で作業する人は特に注意が必要ということです。
子供の頃に読んだマンガの内容が授業に出てきた時は、硬い授業内容とマンガストーリー内容を頭の中で整理・理解・消化し、「白土三平すごい!」と感激したものです。

珍客来院?うちの住民「トカゲ」のお話。

2006年8月14日

珍客?珍患者来院です。
先日、病院の待合室で待っていた患者さんから
「先生!ここになんかいるぅ~!!!」と悲鳴が・・・。
ワンちゃんに追い掛け回され、待合室のイスの足の間に逃げ込み、
チョロっと出てきたのは、
「ニホントカゲ」の赤ちゃん!
一円玉3個くらいの大きさでしょうか?それでもシッポの「青」は鮮やかで大きさだけが小さいだけです。
うちの住民の一人・・・というか数匹のうちの子供なのでしょう。
綺麗なのでこのまま眺めていたいところですが、もちろん写真だけ取らせてもらった後、逃がしました。
家の周りでけなげに生きている生き物達、まだまだいますね。良く観察すると、このあたりではあまり見かけない鳥や蝶なども見れるんだという話も聞きます。「観察する目」が必要です。何気なく暮らしていると見えないものもあるんですよね。
ちびっ子トカゲ!なんとか元気に暮らすんだ、がんばれ!うちの住民。

フレッシュサルサなお話。

2006年8月10日

一年くらい前でしょうか、ある男性誌(注!!イヤらしいものではありませんよ!)で自家製サルサソースの作り方が出ていました。
僕が台所に立って料理をすることは数ヶ月に一回あるかないかですが、思い立って本を見ながら作ってみるとこれがイケル!その後、何回か作り試行錯誤の末、良い塩梅になり今では家の定番です。トマト・コリアンダーなどが主の食材です。(気に入ったのでしょうか最近は、奥さんが作ってくれます。)
サルサソースなんてものは、タコスやナチョスにつけるビン入りのものというイメージでしたが、フレッシュなサルサソースもなかなか良いですよ。うちではタコスやナチョスだけではなく、鶏肉を焼いただけのものにソースとしてつけたり、タコライスで食べたりします。
デトックス・毒出し効果に良いとされるコリアンダー・香菜・パクチー。
ニオイが・・・という人も多いようですね。(ちょっとカメムシぽい?)
「パクチーサラダ」・・・までになるとちょっときついですが、僕は、タイ・ベトナム料理に入っている分には、ドンと来いでした。しかし意外にも、好きな味のひとつであるサルサソースに入っているとは知りませんでした。
自家製サルサソースに入れるトウガラシも、良いものがあるといいんですけどね。生の「ハラペーニョ」が手に入ると最高でしょうね。今回も近所の直売所の野菜と鎌倉野菜中心で作りました。しかしソースの中の「ニンニク」が強いので食べる日を選ばないとね。今まで、ファーストフードのお話が多かったので、ちょっとスローフードな感じでしょ。

犬万(いぬまん)のお話。

2006年8月6日

犬の悲しい話がありましたので、話題を変えて。さあ!皆さん「犬万」を知っているでしょうか?
白土三平原作のまんが「サスケ」第6巻(?)にでてくる「忍術」といってもいいものです。「犬万」とは、猫のマタタビのように犬がたまらなく好きなもの・・・狂ってしまうくらい好きな「ニオイ」といったところでしょうか。
意外に、動物好きな人、犬好きな人、獣医でさえ「犬万」を正しく知っている人は少ないかもしれません。(白土三平好きなら別ですが・・・。)
「犬万」とは、ちょっと気持ちの悪い話ですが、ミミズを何匹も何匹も腐らせ、鍋に入れグツグツし・・・・・・、うへっ!
詳細は止めておきましょうか。そんな「犬万」はヒトにとっては悪臭になりますが、犬にとったらこれは狂うほどのニオイだとか。「犬万」とはそれを利用してイヌを操る忍術なのです。(ミミズに犬の撹乱作用があるかは不明。)
今までこの「犬万」の話をして知っていたのは、僕の獣医学の師匠だけでした。また、その「犬万」を作ろうと試みたのも師匠だけでした。なんと子供の頃作ったとのこと。(やっぱり師匠は違う!もちろん白土ファンでした!)
もし誰か実際に作った人がいたら感想を教えて頂きたいですね。コメントくださいね。待ってますよ!
犬は、ミミズが好きなのでしょうか?ミミズをよく拾い食いしたり、スリスリしちゃうワンちゃんを時々診ますが、詳細は不明です。今度学術的にどうか調べてみましょうね。そんなミミズですが、ある種のミミズには、食べることで「血栓を溶かす」などすごいパワーがあり、数年前に製品化され注目されているのです。
やっぱり「犬」と「犬万」と「ミミズ」・・・。マンガの中だけの話?何か関係がある??
もしかすると、お宅のワンちゃんも雨上がりの道路で、干からびているミミズに目がないのではないですか?

中国・狂犬病のお話。

2006年8月4日

既に新聞等でご存知の方も居られると思いますが、中国南西部・雲南省の牟定県で狂犬病の流行・犠牲者を防ぐ為、7月25日~30日の間、警察・軍用犬を除く県内の5 万匹の犬が処分されたそうです。県政府は、公安局長をトップにした「打狗(犬退治)隊」を組織、厳しい「犬狩り」を行いました。この行為は行政命令で、飼い主と一緒に歩いていた犬もその場で撲殺され、真夜中に音を出し、その音に反応して鳴いている犬を探し出し処分したようです。
中国のこの県(人口 20 万人)では今年に入り約 360 人が犬に噛まれ、内 3 人が狂犬病で死亡しています。
中国国内では 2004 年、報告されているだけで 2651 人が狂犬病で亡くなっています。中国の農村部では約 7 割の世帯で犬を飼っているそうですが、予防接種を受けているのは 3% のみという低い数字になっています。
県当局者は31日、新聞に対し、「狂犬病の深刻さも知らず、残酷と言う人がいるかもしれない。我々は民衆を守るため、(犬の処分を命じる)文書を出したのだ」と語っているそうです。飼い主には、1匹5元(約70円)の補償金が支払われたようです。
犬や動物の命・人の命・・・天秤にはかけられません、しかし中国は国や政府として国民を守る為の選択だったのでしょう。
今回の事件は、お隣の中国でのお話です。つい先日の話です。
日本では、法律で予防接種を受けることが義務になっています。しかし日本国内の狂犬病の予防接種の摂取率は下がる一方です。
日本国内・・・大丈夫?

トマトのお話。

2006年7月31日

夏ですね。野菜が、このところの天候不良で価格が高騰しているとか?
ちなみに夏野菜といったら、トマト・キュウリ・スイカ・なす・みょうが…などでしょうか。
僕の子供の頃の野菜のイメージには、トマトはなんか青臭くすっぱい感じ、キュウリはゴツゴツ・トゲトゲした感じ、ダイコンは生だと辛かった、などがあります。
子供の頃の僕は、みょうがはダメ!ほうれん草の根元の甘みはニガテだったなァ。
親元を離れ、生活して(大人になって)からですが、嗜好も変わりみょうがなどは大好きになりました。
ふと思うのは、最近のトマトは甘く、キュウリにはゴツゴツはなく、ダイコンも甘く、ほうれん草は[あの甘み」がないような気がします。
詳しくは分かりませんが、品種改良もあるのでしょうか?生産量を上げる為や甘みをだす為などにより、子供の頃の品種とは違うものであったりするのでしょう。子供の頃の「あの味」と変わっていますよね。
もちろん今の野菜も甘かったり・食べやすかったりで、嫌いではありませんよ。
このところ頂き物でトマトをよく頂きます。(皆様ありがとうございます!)
近所の直売所のトマトやスープ・ソース用にと頂いた、熟れ・熟れ完熟トマト、海洋深層水で育てたトマトなどなど・・・。
そのうちのひとつに「あの味」のトマトがありました。塩だけで食べると歯の奥がキュウ-っとなる感じ、トマトの種の部分の味がするヤツです。なんか食べるだけで、夏の縁側や子供の頃のキャンプなどが浮かんできます。
そんなトマト、夏野菜みんな大好きです。トマト一つをとってもいろんな種類があって、料理に応じて使い分けると楽しいんだと思います。そんなとこが料理人の腕の見せ所だったり、楽しみだったりするんでしょうね。
冷静に考えると、冬でもトマトなどの夏野菜を食べることが出来るってすごいことですよね。(季節感無くなるのも分かる)
あれっ?また少しノスタルジックな話になってしまいましたか!
近所の直売所のトマト

愛着のあるもの・・・のお話。

2006年7月28日

誰にも愛着があるという「もの」はあると思います。
先日、ふと思ったのですが、車のバックミラーに「さらに広域に見えるような取り付けミラー」(正式名称不明?)をつけているのですが、こいつがもうすでに15年以上使用しているんです!
車の免許を取り、家の車を乗り、中古の車(マイ・ファースト・カー)を乗りまわし、色んな所へ行きました。こいつ↓はその頃からの付き合いです。買った記憶がないので、おそらく家の車についていたものを、そのまま拝借して付けたのでしょう。学生時代に一緒に遊びまわった連中よ!あの車についてたヤツだ。懐かしいだろ!まだ使ってるぞ!
そう愛着のあるものを考えてみると、皆さんも意外とあるのではないですか?持っているだけでなくちゃんと現役なものですよ。僕の愛着のある古いもの(現役)で一番の年寄りは、この↓のバックです。最近はバックを持ってあまり出かけないのですが、それでも今でも時々使用します。僕が小学校2年生のときからの付き合いです。(推定30才!!)
自分自身歳を重ね、思い出も重ねました。車も何台か変わりました。車で出かけることが多い僕と一緒にいろんな所に行ったのでしょう。車の中で起こった事件・事故、悲しい思い出・楽しい思い出・・・みんな見られていたんだろうなァと思います。この「鏡」に、その時、その時の僕の表情を見られているのか・・・と物思いにふけってしましました。
ノスタルジックな話をするのはオヤジなのでしょうか?
推定18才?見る人が見れば何のカバンか分かる?

パピーパーティ・・・卒業のお話。

2006年7月24日

昨日はパピーパーティでした。同年代の3頭は昨日をもって卒業となりました。拍手
「おめでとう」かどうかわかりませんが、レモンちゃん・マロちゃん・レミーちゃんお疲れ様でした。(・e・)
ワンちゃんの遊びに合わせることが出来る、引っ張るタイプのレモンちゃんは皆勤賞でした。
ブルブル震え、引っ込み思案のマロちゃんの成長ぶりには驚きました。
遅れて入ってきたレミーちゃんも、がんばりました! もう昨日はみんなと良い遊びができていました。
パピーパーティをやっていて、いつも5ヶ月までの子犬の適応力・成長の早さなどに驚かされます。
やはり環境順応・同種異種の社会化は重要です。
「三つ子の魂百まで」・・・この時期は大事ですね。
みんな健康で良い子に育ってくださいね。お父さん・お母さん、これからも「しつけ」、がんばってくださいね。いつでも協力しますからね。
なんか幼稚園の先生みたいですが…いいんです!グッド

粋な「タナゴ釣り」のお話。

2006年7月22日

釣りは好きです。環境面や自然保護の観点から考えるとよろしくない部分もありますが、釣りをはじめとして野外に遊びに行かないと、そのような問題を考えさせられる場面にも遭遇しません。書籍やTV・ネットで見ても山や川が変わっていく様は実際に行かないと分かりません。
・・・と格好いい事言っても、このところは、全く釣りにも山にも行けていないのが現状です。行きたいなと思い描いているだけです。残念・・・。
さあ、ここで難しい話を論ずるのではありません。僕の思い描いている
「やりたいなァ」のお話です。
昔子供の頃見たマンガ「釣りキチ三平」。ほしかった!
今でも単行本すべて欲しいなァ!
その中にでてくる「タナゴ釣り」。外国人がビッグフィッシングを求めて日本にやってくるのですが、三平が日本のビッグフィッシングはこんなものもあるよってことで「タナゴ釣り」を紹介する・・・確かこんなお話。タナゴ釣り!これをやってみたい!
タナゴは、種類にもよりますが体長 数cm。
・・・これを釣る小さな針・竿・仕掛け・・・ちょっとわくわくします。
タナゴ釣りは江戸時代からあった日本のゲームフィッシングといえるそうです。食べるわけでもない、純粋に釣る楽しみを味わい、釣ったタナゴは持ち帰り観賞した、当時のだんな衆の粋な遊びだったようです。
タナゴは、湖沼や用水路や小川で釣るようです。調べてみないと分かりませんが、現在はタナゴの種類・生息場所も少なくなっているんでしょう。そのタナゴやタナゴの餌になる生物、タナゴを餌にする生物・環境を僕らの下の世代に残さないと、そんな粋な釣りも無くなってしまうんでしょうね。
江戸時代の粋なタナゴ釣り。一度やってみたいものです。

今日はゆっくり・・・な話。

2006年7月19日

昨夜は、超音波・エコーのセミナーでした。猫の心臓に関するものでした。
帰宅が遅かったので、今朝はなんかだるさが残ります。
しかしこの「だるさ」は単に寝不足だけではなく、この雨にも関係しているのではないでしょうか?
学生の頃、「登山」というほどではありませんが、山が好きで山の中での寝起きをしていたときの記憶です。
山の高いところで朝方雨が降ると、当時から朝が苦手だった僕は、輪をかけて起きるのがつらかった思い出があります。たぶん気圧の関係でしょう。
現在でも雨が降り、朝がだるく起きれないと「んっ。気圧の変化だ。しょうがない!」と言い訳にしています。
         ファーストフード ⇔ スローフード
巷では、スローライフとよく言われ、僕も今の生活にもどこかに取り入れなくちゃなんて思いますが、忙しく時間に追われ、スケジュールがぎっしりになっている生活は、充実感があり安心する自分もどこかにあります。
今日は雨。しばらく続きそうです。
おそらく多くの職業に当てはまると思いますが、雨の日は仕事の時間もゆっくり流れます。このゆっくりとした時間どう過ごそうか? 時間は、強弱をつけながらでもうまく有意義に使わなくちゃ!
グデグデ
猫はスローライフ?・・・。あこがれちゃうけどスローすぎても飽きちゃいそうだな。

1 33 34 35 36 37 38 39 40
 ▲ページトップ